コロナの時期から、お店では休業命令や時短などもあり、昔みたいに焼き鳥を焼けない時期が数年もありました。その後は、僕自身も癌になりステージ3Bと診断され2年ほどお店を休業しておりました。
焼き鳥のタレと言う物は、やっぱり毎日、毎日、焼き鳥を焼いて減ったタレを補充することで美味しくまろやかなタレが仕上がっていきます。
今回は、長年焼き鳥を焼いていないのでタレが煮詰まったような味になり、昔の甘いまろやかな味からは程遠い味に変わってしまいました。
タレもリニューアルと言う事で、まず今回はみりんとお酒を入れてみて味をまろやかにしつつ、焼き鳥や鳥のガラなどを焼いて脂と熱をタレに入れていこうと思っております。お店のリニューアルオープンまで2週間程しかないので、この工程を毎日のように繰り返し、継ぎ足用のタレは、今回は30年前に作っていた方法で作った焼き鳥の元タレを、継ぎ足し、継ぎ足ししていこうと思っております。
30年焼き鳥屋を営業してて再確認したのは、焼き鳥のタレは生きている。
ただの調味料で作った物と違い日々の工程の繰り返しによって美味しいタレになっていくと感じております。